〜はじめに〜

自転車は素晴らしく楽しいものだが、常に危険と背中合わせであることも、忘れてはならない。自転車に乗る時、我々は常に孤独である。自分以外に誰も自分の安全を確保してくれはしない。安全に走ることは、自分のためであると同時に、他人のためでもあるのだ。まがりなりにも自転車サークルたる"なかよしさいくる"の一員を自覚する以上は、安全のための最低限のルールと知識を身につけたい。 4月から毎月掲載する、この《安全走行 虎の巻》は、安全に、優雅に、そして時にワイルドに自転車を楽しむためのアドバイスを少しずつ紹介することを目的とする。ごく基本的なことからはじめ、やがては応用技術に至るまで、ステップを踏んで進んでいくつもりである。 新入生は勿論、自分を含めた上級生も、これからも事故を起こさぬよう、初心に戻って勉強してゆこう。

 

T.安全走行のための準備

(1)装備

@ヘルメット
一番重要な頭部を守る必須アイテム。なかよしさいくるでは、新入生はサークル活動でかぶることが義務づけられています。峠の下り、ダート、レースでは絶対必要。持ってるだけでは役立たない。かぶろう。

Aグラブ
手への衝撃をやわらげる働きがあるので、長距離を乗る時には、重宝する。また、万一の転倒時に、手の負傷を防ぐので、装着が望ましい。鼻水を拭うこともできる。

Bレーサーパンツ、レーサージャージ
レーパンは、サドルの部分にあわせて、パットが大きく当ててあるので、尻が痛くならず、はじめ見かけ上抵抗があるが、非常に快適なので一度はくとやめられない。レージャーも、発汗性がよいので、Tシャツの数 倍快適である。もっとも、Bに関しては、好みと趣味の問題である。

Cライト、テールランプ
夜間走ることは、安全上あまり好ましくないが、やむを得ず走るときに無灯火で走ることは、法律にも触れる。路面を照らすことより、車などに存在をアピールするものとして、不可欠である。また、点滅式テールライトも後続の自転車や車に対して存在を知らせるものとして、必須アイテムだね。

D工具
急なパンク、メカトラブルに備えて工具を携帯しよう。One Dayツーリング程度なら
・6角レンチ(アーレンキー)
・ドライバ
・パンク修理キット
・替えチューブ
・携帯用エアポンプ
があれば十分だろう。ビニールテープを持っておくと何かと便利。アーレンキーとドライバーなどがセットになった携帯用工具はコンパクトでかつ安価。

E目立つもの
とにかく、存在をアピールすることが大事。目立つ服、目立つ自転車がいい。リフレクターがついてるザックや靴がお勧め。言動で目立つこととはワケが違うのだ。

 

(2)走り出す前に、点検すること

@ブレーキの効き(特に輪行後に開放のままにして走ってしまうと、ヤバイ。)片効きがないかも点検しよう。

A車輪のガタ。クイックレリースはちゃんと締まってますか?(脱輪したら、大変。)

Bタイヤの空気圧(高すぎず、低すぎず→パンク対策)と、タイヤの減り具合。

C各部のゆるみ(ハンドル、ディレーラー類の不調、など)

目次 虎の巻U