なかよしさいくるでは、サークル員全員にサークル保険への加入が義務づけられており、この条件を満たさない人はサークル行事には参加できない。(尚、サークルの保険では、自分の自転車が壊れても保険金は下りませんよ。)
ここでは、サークルで入っている保険についての説明は割愛することにして、一般の任意保険について少し説明しておこう。
- @自転車総合保険
- 自転車に乗っている時の怪我と、走っている自転車に跳ねられた時の怪我が保険適用の対象。ただし、公道以外でのレース中の事故や海外での事故は適用外。掛け金は普通傷害保険より安く、様々あるが、一例として、自転車で人をはねてしまったりよその家に突っ込んでしまったなどの賠償責任保障が付いたもので年額2000円程度。保険金は、死亡1000万円、事故から180日以内に後遺症が出た場合30万〜100万円、入院の場合は事故から180日まで一日2000円、通院は事故から180日まで一日1000円(但し通算90日まで)、賠償責任は2000万円が限度。家族単位で契約するものや、自転車の盗難など車体の損害を補償するものなどもある。
- A普通傷害保険
- 自転車の事故は勿論、日常生活の中でのさまざまな怪我が対象になる一般的な傷害保険。レース中の事故も公道を走っていたものなら適用になる。
これも設定はいろいろ。ある保険会社の基本的なもので、死亡500万円、事故から180日以内に行為障害が出た場合は死亡保険金の3〜100%、入院の場合は事故から180日まで一日2500円、通院は事故から180日まで一日1000円(但し通算90日まで)、賠償責任は3000万円が限度。このほか、手術保険金、付き添い看護保険金などの保障が付き、掛け金は年額1万3000円程度。障害については海外での事故も適用対象になるが、賠償責任は国内のみ。
- Bスポーツ安全保険
- 5人以上のアマチュアのグループや団体が対象で、傷害保険と賠償責任保険、共済見舞金制度と組み合わせたもの。財団法人スポーツ安全協会が、東京海上をはじめ20の損害保険会社と一括契約しており、同協会支部で加入できる。国内での、グループでのトレーニング中及び、その往復中の事故について保証され、掛け金は年額一人3000円。保険金は死亡・後遺障害が最高2000万円、入院の場合は事故から180日まで一日4000円、通院が一日1500円(通算90日まで)。
賠償責任の限度額は、対人が一人1億円、1事故5億円、対物が500万円。たとえば、自転車で集合場所へ行く途中に歩行者と接触し損害賠償を負った場合(自動車事故は適用外)等に保険金が支払われる。また、共済見舞金は突然死と日射・熱射病による死亡が対象で120万円。ただし、傷害保険の死亡保険金と重複しては支払われない。
- C個人賠償責任保険
- 事故にあって、自分が怪我する以上に深刻なのは、人に怪我を負わせて、損害賠償責任を負った場合だ。応急手当から損害賠償金、訴訟費用、弁護士報酬料などの保険金が支払われる賠償責任保険は、年額2000円程度の掛け金で上限1億円が保障される。他の保険でも賠償責任保障を付ければ、ある程度カバーされるが、別に加入しておけば一層安心だ。
- D各種共済
- 保険とは異なるが、比較的少ない負担で保障を受けられるのが共済。各都道府県の共済のほか、生協、全労災の共済などがある。ある共済を例に挙げると、月額2000円の掛け金で、交通事故による死亡1000万円、後遺障害は死亡保険金の0.84〜100%、入院の場合は5日以上124日まで一日4360円、以降184日まで一日1960円、通院の場合14日以降90日まで一日1400円の保障。また不慮の事故や病気も対象となる。共済は営利目的ではないので、決算後に余剰金は割り戻し金として返金され、実質は月額2000円以下になる。申込手続きは銀行、生協窓口で。
これらのほか、レースやイベントに参加する時は、当日有効の保険(会場や事前に主催者を通じて申し込み出来ることが多い)に、海外遠征する時には海外旅行傷害保険に加入しておくと安心だ。
〜あとがき〜
以上、9章に渡って安全走行 虎の巻を書いてきましたが、いかがだったでしょうか。私とて、いろいろ不勉強な部分も多く、納得の行かないところや解らないところもあったことでしょう。ただ、新入生をはじめとして、自転車を楽しむ前に、そして、楽しさを知った後でも、いつも安全走行に対しては最大限の注意を払わなければならない、という意識こそが重要である、ということだけは言えると思います。
世界中の人々が、これからもずっと、安全に、優雅に、かつ、ワイルドに、自転車で走り続けることを祈りつつ、終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
|